周囲にLinuxとMacとWindowsが混成している場合、ドキュメントのやりとりはほぼPDF一択になりますよね。個人的には \LaTeX でも良いのですが、PDFは画像も一緒にパッケージングされるのが良い所。
動作が重かったり容量が大きかったりと忌避されていた時代もありましたが、最近は名刺サイズのデバイスでも閲覧できるくらいハードウェアの処理能力が上がっています。
このPDF形式、特に電子部品のデータシートやリファレンスマニュアルの配布形式として一般的です。メーカ的にはViewerの種類関係なしに描画結果がある程度担保できるのが魅力的なのでしょう。
しかしこのファイル、眩しい。白背景に黒い文字は目が潰れます。コード書いてる時間よりデータシートを眺めている時間の方が長いようなアレな人にはかなり辛いです。
そんなわけで、どうしても背景を黒、文字を白という様に色を反転表示したいと考える訳です。
Adobe Acrobatの反転機能は微妙
Adobe Acrobatにも反転機能が付いていることにはついて居るのですが、ファイルによっては上手く動かなかったりします。アクセシビリティ機能はありますか (Acrobat X) http://helpx.adobe.com/jp/acrobat/kb/4399.html
表示の強調の項
恐らく、背景色はデフォルト(プログラム側で変更可)になっていて、文字色が固定の場合に黒背景黒文字になっている感じだと思うんですけど。
動作が重いのもマイナスポイントですね。
SumatraPDF
そんなわけでここ1年位使ってるのはSumatraPDFというソフト。Sumatra PDF のダウンロード - 無料 pdf リーダー http://blog.kowalczyk.info/software/sumatrapdf/download-free-pdf-viewer-ja.html
オープンソースで無料のPDF Readerです。動作はかなり軽快だと思います。後述の色反転機能抜きに考えても相当バリューが高いです。
色反転機能
このReader、実は隠し機能?的なものがあって、起動時の引数に -invert-colors と追記すると描画エリア全体の色を反転してくれます。参考 : http://forums.fofou.org/sumatrapdf/topic?id=2149324UbuntuのデフォルトのReader(名前失念)とかはUIから直接指定できるんですけれども、このソフトウェアの起動オプションの存在に気がつくのにちょっと時間がかかりました。
PDFを開く時に引数を常に有効にする
しかしPDFに関連付けしても-invert-colorsの引数はついてくれません。普通はショートカットを作成して、引数を追記してドラッグアンドドロップで起動するというのが一般的?ですが毎日何十回もそれをやるのは面倒極まりないです。コマンドライン引数を常に有効にする方法ですが、コマンドプロンプトからftypeコマンドを使うのが一般的らしいとのこと。しかし面倒なのでパス。
Noobな私はFileTypesManというソフトウェアを使いました。
FileTypesMan
窓の杜 - 【REVIEW】わかりやすい画面でファイルの関連付けを簡単管理「FileTypesMan」 http://www.forest.impress.co.jp/article/2008/10/14/filetypesman.htmlこのソフトウェアはインストールなしで使えます。
起動→ ".pdf"の項目を探してきて、Openの部分をダブルクリック。CommandLineの項を以下のように追記
"(SumatraPDFのインストールディレクトリ)\SumatraPDF.exe" "%1" %*
↓
"(SumatraPDFのインストールディレクトリ)\SumatraPDF.exe" -invert-colors "%1" %*
2014/05/18追記:
操作の補足の画像です。
表示するとこんな感じ。
これからは快適なPDFライフになりそうです。
新しく買ったWinタブで自炊本読むために、
返信削除この機能を探してました。
Androidでは普通の機能なのに、
Winではなかなかなくて…
とても助かりました。ありがとう♪
コメントありがとうございます.
削除お役に立てたようで何よりです.
印刷しても、見た目どおりに白黒反転した色彩で出ますか?
返信削除申し訳ありませんが、本記事で紹介している方法では印刷時は反転されません。
削除あくまで閲覧時の色が反転するだけです。