2014/01/22

CS:GOにおける右壁有利の法則

 CS1.6では「右壁のプレイヤーと左壁のプレイヤーが対峙した場合、右壁のプレイヤーの方が有利」ということが広く知られています。CS:GOでも前作の仕様を受け継いで右壁有利だという事が言われているのですが、検証している記事が見当たらないので検証してみました。キャプチャに付き合ってくれたUmexanadu氏ありがとうございます。

■そもそもなぜ右壁有利なのか?
 FPSでのゲームをプレイしている人間が見ている映像を撮影しているカメラの位置は、そのゲームの仕様によって異なります。BF3などは確か眉間にカメラがあったはずですが、Counter Strikeシリーズでは左にズレています。
 分かりやすく言うと、モニターの前のゲーマーはキャラクタが左目で見ている映像を見ながら戦っています。実際にはさらに左にズレているのですが。同時に、銃口もカメラの位置にあるので、スキンでは腰だめにかまえていても実際の弾は左目から出ています。なので顔だけ出してるプレイヤーが銃は見えないのに射撃出来るのです。

■CS:GOにおける検証結果
 互いに、半身だけ出した状態(に自分では思える位置)にポジションを取った状況が以下の画像のようになります。

立った状態
左壁のプレイヤーが見ている映像                                右壁のプレイヤーが見ている映像

座った状態
左壁のプレイヤーが見ている映像                                右壁のプレイヤーが見ている映像
 図のように、右壁のプレイヤーが圧倒的に有利です。CS1.6と同様に、カメラはスキンの眉間にあるのではないようです。図から考えると、視点の位置は、
  • 立った状態  :  左目の横 ( 外眼角 )
  • しゃがみ状態  :  左耳のさらに5cm程横の空中
にあると思われます。特にしゃがみ状態での差は顕著で、頭をほとんど晒さずに敵と交戦でき、相手に対して圧倒的なアドバンテージを持っていることが分かります。
 しかし胴撃ちで勝負した場合、被ダメージが大きい「腰」のスキンの位置が重要になります。図を見れば分かりますが、左壁側のプレイヤーの腰は殆ど見えず、右壁側のプレイヤーは腰を晒しています。
なので、左壁側のプレイヤーは右壁と交戦する場合は、隠れている頭ではなく、腰を狙うと良いかもしれません。

 しゃがみモーションは以下のGIFアニメのような動きになります。クロスヘアを見ればわかりますが、およそ頭の幅の半分程度、頭のスキンはズレています。この時、しゃがむ人が見ている映像は視点が真下にズレるだけなので、カメラの位置は真下にのみズレているのです。

 しゃがみを右壁で行うと、頭のスキンの位置は頭が隠れるくらいにズレます。
■まとめ
  • CSGOでのカメラの位置は、左目付近にあるので、1.6同様に右壁有利は成立している。
  • しゃがみ状態であれば、頭のスキンはさらにずれて頭が見えない程になるので、互いにヘッドショット狙いであれば右壁が有利である。
  • 自分が左壁で右壁の相手と交戦する場合は、頭は諦めて腰を狙うと良いかもしれない。
 以上から、ポジションをとる時は右壁・左壁の特性を意識して動くと良いでしょう。

■追記(2014/04/13)
Juniya'JUNiOR'Izayoiさん主に使用される武器全てについて検証された記事です。
超基本知識その1 | Blank Like Anesthesia http://junior27015.wordpress.com/2014/01/31/89/

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